金属が創る感動の世界【KOKUHAN-刻鈑®-】
機械加工をさらなる高みへ ~Taking metalworks to the next level~
100年を超える京都の川並鉄工、Cad/Cam、FreeForm、CGといった先端の技術を駆使し、
金属を自在に彫刻してゆく3次元加工技術で”表現”の領域に踏み込んだ。
次に目指したものは線描彫刻の技術。
写真やグラフィックパターンをアルミ平面板に削り上げる。
凄みも軽みも削り出された金属光沢は、人の視覚を釘付けにし、心を虜にするKOKUHAN-刻鈑-が誕生しました。
KOKUHAN-刻鈑®-(こくはん)とは
金属の表面に写真や図柄を機械で削って描いた製品です。
金属板の版画と言ったことになりますが版板自体が製品となります。
従来、金属レリーフは量感(ボリューム)によってモチーフの描写をしていました。
我々がご提供する『刻鈑』は金属表面を削り、コントラストを描出させモチーフを描出させています。
平面でありながら奥行きがあり、レリーフでもありながら絵画の迫力を驚くほど体験できます。
使用シーンは主に建築物の内装(インテリア)や外装(エクステリア)の装飾です。
施工事例は東京メトロ銀座線 銀座駅、ホームの「対向壁」や駅構内の「ビッグサイン」等です。
金属板1枚のサイズは最大で4m×1.9m近いものまで製作できます。
刻鈑には写真画像を元にした「ART PANEL」と様々な図柄をモチーフにした「DESIGN PANEL」、
二通りの表現方法をご紹介いたします。
私たちの仕事から「感動空間」を産み出し提供したいと挑戦しています。
KOKUHAN-刻鈑®-【ART PANEL】
金属パネルの表面を削り画像を再現します。
見る角度により光の反射に連動してハイライトが移動するため、
モチーフの画像がまるでホログラムのように立体的に浮かび上がります。
写真画像から製作する
jpg、tifをはじめPhotoshop(psd)などにも対応しています。
お持ちの写真を原画にして刻鈑®を製作できますし、
社内でも風景を中心に2TBほど高精細画像ライブラリーを準備しています。
KOKUHAN-刻鈑®-【DESIGN PANEL】
イラストレーターやCADで引かれた線をCNC工作機械で線の幅や深さを変化させて削っていきます。
金属パネルに伝統的な文様やアラベスクを連想させる図柄が展開されます。
見慣れた柄でも金属光沢の効果によって新鮮に感じることができます。
またこの加工方法から生まれる独特な図柄は強い印象を残します。
イラストレーターの線描から製作する
Illustrator(ai)データから図柄を加工する事が出来ます。
描いた線と金属を彫り込んだ線では驚くほどに強さが増し、とても説得力ある図柄に変わります。
造形デザイン「METALSPICE」
METALSPICE
(メタルスパイス)とは
METALSPICE(メタルスパイス)とは創業100年を越える川並鉄工が中・大物部品の大型機械加工でこれまで培ってきた技術を活かし、新事業として立ち上げたデザインプロジェクトのブランドネームです。
3DCAD・シミュレーション・CG等の先端技術を金属切削加工に応用し、複雑なオブジェや金属デザインパネルといった造形デザイン製作を行っています。
金属パネル「KOKUHAN-刻鈑®-」
アルミ板に写真やイラスト画像を機械で加工した新しい表現方法です。
<製造方法>
- 材料の厚みはわずか1mmで、表面を黒くアルマイト処理したものをつかいます。
- 写真やイラストからコントラストや線の情報を取り出します。
- コンピュータで制御された精密な機械を使い、細い溝をコントラストの情報に合わせて削っていきます。
- 光沢のあるアルミ地金が露出し、奥行きのある画像が再現されます。
<特徴>
- 写真やイラストを絵画や織物と同じように大画面の表現に使うことができます。
- 金属を使うため経年劣化がほとんど無く、堅牢で多少の雨水にも耐え燃えることもありません。
- 画面は彫り込んだ溝で出来ているため、触れても傷つきはほとんどありません。
- 画像データさえあれば、10メートルの出力も1か月程度で完成します。
(設えは除きます)
オーダーメイドの制作にお応えしています
金属立体造形「メタルオブジェ」
私たちは視覚に直感的に訴える造形を感動の原点としています。
金属の持つ力強い質感の可能性を引き出す様々な金属加工技術を携えて、テーマは常に感動を提供する事。
様々な技術とアイデアで新たな感動の創出に挑戦しています。